暑さや紫外線がきついシーズン。日焼けやシミ対策に、ビタミンCを手軽に摂る手段として、オレンジジュースを飲む方も多いのではないでしょうか? 爽やかで飲みやすいオレンジジュースですが、ちょっと気を付けて欲しいんです。
米国臨床腫瘍学会が発行する『ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー誌』によると、オレンジなど、柑橘系の果物やジュースを摂取する習慣がある人は「皮膚ガンの一種である、メラノーマになるリスクが上がる」という結果が出ているのです。
この他にも、実は思わぬデメリットもあるそうです。そこで今回は、海外の生活情報サイト『redbook』 の記事を参考に、“オレンジジュースに潜む危険性”についてお伝えします。頻繁に飲んでいるあなたは、要チェックです!
■1:飲んだ後の日光は要注意
柑橘系の果物は、紫外線への感受性を高め、人の皮膚細胞を傷付けやすくする成分を含んでいるといいます。そして、柑橘類の中でも、特にオレンジジュース、グレープフルーツが、メラノーマのリスクとの関連性が高いといわれています。
さらに、先述のアメリカで発表された研究論文によると「皮膚ガンの発症リスクが高まった人の多くが、オレンジジュースを飲み、グレープフルーツの果実を食べた人」という事実も明らかになっています。
“飲まない”のは極端ですが、摂取直後は、なるべく日光にあたらないようにするなど、日焼け対策を徹底しましょう。
■2:実はコーラと同カロリー
オレンジジュースを飲んで“甘すぎる”と感じることって、ありませんか? ご存知の通り、缶、パック、ペットボトルなどに入って売られているオレンジジュースには、砂糖がたっぷり含まれていて、そのカロリーは“ほぼコーラと同じ”だそうです。
“ヘルシーだと思って飲んだら、砂糖をたっぷり摂取していた”というのは、避けたいですよね。フレッシュフルーツだけでジュースを作ってくれる店以外での商品は、基本的に砂糖が入っていると思って間違いないとのことです。
なるべく市販のものは避け、上記のような店か、自分で作るのが安心です。
■3:新鮮じゃないものも多数存在
コンビニなどに並ぶオレンジジュースは、手軽に飲めて便利ですが、何が含まれているかご存知ですか? 砂糖をはじめ、香料、着色料、保存料など、添加物が入っていることがあります。
「果汁100%なら安心でしょ?」と思うかもしれませんが、それでも、パックやボトル詰めの商品には、保存料など何かしらの添加物が含まれています。
そもそも、オレンジに含まれるビタミンCは、100gあたり40mg程度。“ビタミンCといえばオレンジ”のイメージが強いので豊富な気がしますが、実際の含有量はそこまで高くないのです。商品を購入する際、何が含まれているかチェックするようにしてみましょう。