東京・調布市の住宅街に小型飛行機が墜落して、住宅5棟が焼け、乗っていた2人と住宅の女性1人の、あわせて3人が死亡したほか、5人がけがをした。
目撃者は、「エンジン音がうるさいので、気づいて上を見てから、十何秒くらいで墜落した」、「悲鳴が聞こえた。子どもの声と女の人、大人の声が聞こえた」と話した。
26日午前11時ごろ、調布市富士見町の住宅街に、5人乗りの軽飛行機が墜落し、住宅5棟と車2台が焼けた。
警視庁などによると、小型飛行機に乗っていた男性2人と、住宅にいた女性1人が死亡した。
また、軽飛行機に乗っていた男性3人と、住宅にいたとみられる女性2人のあわせて5人がけがをした。
小型機を操縦していたのは、川村泰史機長で、小型機は、日帰りで伊豆大島に向かうため、離陸したばかりだったという。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いを視野に、捜査を始めている。
この小型飛行機は2004年に、北海道・札幌市の丘珠(おかだま)空港で着陸に失敗し、機体を損傷する事故を起こしていた。
国土交通省の運輸安全委員会によると、小型機は、2004年10月27日午後3時半ごろ、丘珠空港に着陸したあと、再離陸しようとした際に、機首が草地に接触し、機体を損傷したが、乗員2人にけがはなかった。.