ジャニーズの大御所タレント・近藤真彦が51歳の誕生日である19日、記念のセルフカバーアルバム「三十五周年 近藤真彦×伊集院静=二十四曲」をリリースした。記念イヤーとあってジャニーズサイドは大プロモーションを展開、テレビ各局相手に出演攻勢をかけたが、これが局側にとっては相当なプレッシャーだったという。
「音楽番組や昔を語れるトーク番組ならまだしも、ワイドショーなど情報番組にまで出演プッシュがあった。番組で時間を取るのが大変で、上層部は頭を抱えてましたよ。中には『アルバムの紹介はするけどインタビューはNG』と強硬に突っぱねた番組もあったらしい。でもジャニーズ相手だし、ほとんどノーとは言えなかったでしょうね」とはワイドショー関係者。
事務所としては、ジャニーズ最古参の近藤の顔に泥を塗るようなプロモーションをするわけにはいかない。その配慮は異例のアルバム発売方法にも見て取れる。
「発売日が自身の誕生日というのもあるでしょうが、ランキングを意識するなら、店頭に長く置ける水曜発売にするのが普通。不利を承知で日曜発売にしたのは、マッチさんに対しての配慮でしょう。『日曜発売だから1位じゃなくてもしょうがない』『そもそも1位を狙うアルバムではない』との言い訳みたいなものも含まれているそうです」とはレコード会社関係者。オリコンの週間アルバムチャートで12位だったのも“織り込み済み”といったところか。
かなり派手に35周年ツアーをスタートさせた近藤だが、前出のワイドショー関係者は「マッチさんの出演ラッシュもそろそろ終わるでしょうが、気になるのがツアー初日に『紅白』と言いだしたこと。マスコミ向けのリップサービスだと思いますが、本気で動くようなことがあれば、秋にも同じように大プロモーションがあるかも。あの発言にビビっている人は多いんじゃないですか」。