日本に行ったら、「絶対にお口のケア用品を買ってほしい」と薦める台湾人女性がいる。歯ブラシに歯みがき粉、歯間ブラシに歯の美容液・・・日本には実に多くの口元に関する商品がある、というのだ。台湾の人にとってはその種類の豊富さに加え、そこまで口の中を気にするのかと珍しく思えるようだ。
ブロガーのＶｅｒａ（ハンドルネーム）さんは、「一般的に台湾人は口の中を清潔にする意識が低い」という新聞記事を、以前目にしたようだ。その影響で歯科医が繁盛すると思っていたそうだが、自身は「お口を健康に保つのは大切なこと。歯をキレイにするだけではなく、口の中全体のケアが重要！」と気になっていたという。
口のケアを重要視する理由として筆者は、「歯も顔の一部なので抜けて無いままだと見た目の印象を悪くし、生活上も不便。痛くなれば、神経が絡まってしまうかのような複雑な痛みがある。飲食に影響も出て満腹にならない。口臭の原因になる。悪化すると治療費がかさむ」など挙げた。台湾人のみならず、日本人含め多くの人々が認める内容だろう。
そんな内容を書きつづるほど歯や口の中のケアを重視している筆者は、日本の大手メーカーを始めさまざまなケア用品を試し、感想をまとめたブログに掲載している。特に最近気に入っているのは、女性の美を意識した歯みがき粉だという。その歯みがき粉のコンセプトは、「歯のケアで見た目年齢が変えられる」だという。
「きめ細かな泡が特徴で、歯を傷つけることなく優しく磨ける。バラの香りがしたり、同シリーズの美容液もあった」と説明した。普段使う歯みがき粉と比べると３倍程度の値段がする高価な物らしいが、ぜひにと薦めたい歯みがき粉とのことだ。ほかに２００円前後で購入でき家族全員がファンだという、庶民的な歯みがき粉も購入時の定番だという。
美白ケアや強力タイプといった種類もあり、すべて使用経験があるらしい。また口腔ケアのメーカーが発売しているブランドも、種類豊富で「歯ぐきが敏感な人用の歯みがき粉が人気で、いろいろなサイズがある歯間ブラシはケース付きで衛生的」と、さすがの機能の良さを褒めた。
続いて筆者の歯周病ケアに高い効果を発揮した歯みがき粉や、使用感が抜群だった歯ブラシについてなど、ブログで細かく報告している。本当にたくさんの種類の口腔ケア用品を使ったことがわかる、ブログ文だ。他人に薦める術も心得ている筆者は、画像付で説明しており完璧な内容だ。
そして本当に多くのケア用品を持っているという事実も、明らかだ。保管しながらどうやって使うのかと大変に思ってしまうが、きちんと整理しながら楽しんで使っているようだ。最後には、“強力プッシュ”したい歯ブラシと歯みがき粉を２点ずつ薦めた筆者。歯ブラシは「ヘッド部分が小さくて奥歯までしっかり届くタイプと、普通の硬さの毛ながらも歯間と歯茎にやさしいタイプ」とのことだ。
歯みがき粉は粒子入りの２つの味を薦めている。また文末で、ブログで触れた商品の公式サイトに飛べるよう、リンクを張り付けている。自信を持って紹介できる商品の数々ということだ。
台湾では見かけない口元のケア用品を日本で見つけ、興味を持つ台湾人がいることだろう。加えて筆者のように詳しい情報を提供し、自信いっぱいで薦められると使ってみたくなるだろう。筆者のブログを参考にするままに、日本製品を購入した台湾人は少なくなさそうだ。