2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場のロゴなどと似ていると指摘された問題で、デザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏(43)が5日、東京都港区の大会組織委員会で記者会見を開き「まったくの事実無根だ」と盗用を否定した。
エンブレムは国内外の応募作品104件の中から選ばれ、7月24日に公表された。その後、劇場側のデザイナーが「似ている」と問題視。使用停止を求め、応じなければ法的手続きを取ると主張している。
佐野さんは、7月31日に組織委を通じて「報道されている海外作品については全く知らない。参考にしたことはありません」とコメントしていた。