“浪速のエリカ様”こと上西小百合衆院議員が、玉砕覚悟で突っ走っている。上西氏といえば、今春の“国会欠席騒動”で所属していた維新の党を除名処分に。先の総選挙で比例当選していただけに、誰もが議席を返上するかと思ったが、それを固辞し世間の大ヒンシュクを買った。
こうなるともう開き直るしかない。最近は“タレント議員”として、TBS系『サンデー・ジャポン』に出演し、今月18日にはフォト自叙伝『小百合』(双葉社)を出版予定だ。
同書では胸元をあらわにしたドレス姿や、プールでずぶ濡れになるセクシーショットも披露しており「自叙伝という名の写真集」と言っていい。これに世間の反応はというと、案の上「税金で本なんか出版しやがって!」「議員を辞めてから出せ」と大ブーイング。かつての“親”である維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長も「だれか助言してあげなかったのかなあ。批判を受けるのわかるでしょ。まぁ炎上商法だったら、いいやり方かもしれない。怖いもの見たさで買う人もいるじゃないですか」と述べるしかない。
だが、当の上西氏は今後も政治家として邁進していくつもりのようだ。スポーツ紙記者の話。
「本人は『この本を読んでもらえれば、誤解はなくなる』と本気で思っているようで、ウワサされる年内解散→総選挙となれば、再び地元大阪から無所属で出馬する気のようです」
週刊誌などではテレビ出演の多さから「女性版・杉村太蔵を目指しているのでは?」という分析が目立つが、上西氏を知る人物によると「タレントになるつもりは毛頭ないそうです。あくまで政治家として地元の有権者に恩返ししたいそう。収入的にも毎月60万円以上はもらえるし、経費も使い放題。オイシイですからね」と話す。
総選挙となれば、袂を分かった維新の党が対立候補を擁立することが確実。上西氏の苦戦は間違いないが「本人サイドもそれはわかっており、落選もやむなしの考え。それでも注目候補として話題にはなるし、ある程度の票数を取れば、それを武器に“今後もいろいろ動くことができる”と考えているようです」(同)。
世間から「KY」とそしりを受けても、上西氏は彼女なりにビジョンがあるようだ。