東海道新幹線の線路に侵入するために、有刺鉄線などを切断したとして、愛知県警は15日、住所不定、無職難波拓磨容疑者(37)を器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「電車が好きで、(敷地の)中に入って線路の石で遊びたかった」と供述しているという。
安城署によると、難波容疑者は今月6日午後5時50分~同8時40分ごろ、同県安城市安城町で、東海道新幹線の高架下フェンスの有刺鉄線8本と、線路横の防音壁に巻きつけてあった鎖2本を切断した疑いがある。フェンスを越えて防音壁まで近づいたが、線路には侵入できなかったといい、新幹線の運行に影響はなかった。
被害を受けて線路沿いを警戒していた警察官が15日、ニッパーなどを持っていた難波容疑者を見つけたという。