車に閉じ込められた1歳の赤ちゃんを、5歳の“バットマン”が救ったというニュースが、先日、欧米のメディアを賑わせた。
その日、5歳のザヴィくんはお気に入りのヒーロー“バットマン”の衣装を着たいと親に懇願。母親も熱心な願いに応え、ザヴィくんにバットマンの衣装、2歳の弟にはスーパーマンの衣装を着せてスーパーに出かけた。
一方、アダムスキー夫妻も1歳の娘アイリスちゃんと共に、同じスーパーへ到着。しかし、母親がベビーカーを用意している間にドアがロックされてしまう事態が起きた。日差しは強く、一刻の猶予もならないと、夫妻は警察に助けを要請。警察もあの手この手を尽くし、後部のガラスを破壊して侵入を試みたが、車の形状が小さくて車内に入ることができなかったそうだ。
その状況で、5歳のスーパーヒーローが現れた。警察の求めに快く応じたザヴィくん。割れた窓で傷つかないよう十分に注意して車の中に入り、ダッシュボードからカギを手に入れ、見事、1歳の赤ちゃんを救い出すことに成功したという。
「ぼくはいつもスーパーヒーローの気分でいるのだけれど、今日は特別だったね」と語るザヴィくん。その誇らしげな顔にアダムスキー一家も大喜びで、「彼こそは本当のスーパーヒーローだ。娘が結婚する際に、バットマンに命を救ってもらったんだよと伝えたいよ。本当に感謝している」とコメント。
地元メディアUckfmや英紙デイリー・メールなどがこのニュースを報道すると、すぐさま反応があり、「よくやった!真のヒーローだよ」「とってもかわいいヒーローね」「勲章ものだよ。普段からの心がけがあってこその人助けだ」とお手柄のザヴィくんにあたたかな言葉で称賛が贈られている。