中国天津市の港湾地区で12日に起きた化学物質倉庫の大規模爆発事故をめぐり、同国ニュースサイトの一財網は24日、現場近くに完成車を保管していたトヨタ自動車系の3社が合わせて約4700台が損傷する被害を受けたものの、3社はこれらの車両を「絶対に市場に流すことはしない」と約束したと報じた。
被害を受けたのは、トヨタ系合弁会社、一汽トヨタが生産した3449台や、別の合弁会社、広汽トヨタが生産した343台、レクサスブランドの輸入車783台など、計4689台。窓ガラスが割れるなどの被害を受けた。
一汽トヨタと広汽トヨタ、レクサスの3社はこれらの車両について、「市場に流すことは絶対にせず、公式サイトで車両の型番や車両識別番号を公開し、消費者が調べられるようにする」と表明した。
今回の事故で天津市内に工場を持つ一汽トヨタでは工場の損傷や安全検査のため生産が停止し、一部の納車に遅れが出ているが、今後、生産や配送を調整してできるだけ早い納車を目指すという。
このニュースに対して、中国インターネット・ユーザーたちからはこんな声が上がった。
「信頼できる良心的な企業」
「模範的大企業!」
「完璧な対応。すばらしい!」
「売らないのは分かったけど、どうやって処理するの?」
「トヨタっていつもスゴイな」
「トヨタ、永遠に支持する」