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「普通の」除染作業員に何が…決意、落胆FBに

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大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん(13)と星野凌斗りょうと君(12)が遺体で見つかった事件で、平田さんの死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)は事件の前後、東京電力福島第一原発事故の除染作業員として福島県で働いていた。

 「2年は復興の仕事をする」。そう決意していた山田容疑者に何があったのか。




 ◆黙々と

 大阪から直線で約550キロ離れた、山間部の福島県川俣町山木屋地区。原発事故の影響で原則、域内での宿泊が禁じられ、夜間は誰もいなくなる。

 山田容疑者は事件の前後、約100人の作業員が泊まる同県二本松市の宿舎から午前5時半頃にマイクロバスに乗り、約1時間かけて除染現場に向かう日々を送っていた。重機で削られた汚染土を、人の手で袋に詰め、運搬する。夕方まで続く作業は体力的に厳しく、夏場は熱中症で運ばれる作業員もいるという。

 「黙々と土を袋に入れていた。横着な態度をとることなく、真面目にというか、普通に働いていた」。同僚の男性(34)は山田容疑者の仕事ぶりをこう述べた。

 ◆トラブル
 <早く浦島太郎から卒業出来るよう頑張るで!>
 山田容疑者は今年1月、自身のフェイスブック(FB)に投稿した。刑務所から出てきたことを意味するとみられ、メッセージを寄せた友人には「帰って来てすぐ、福島という知らない土地に来たので、友達がいなかったんです」などと返信。この頃から、除染作業に従事していたとみられる。

 だが、7月2日、何らかの問題が起きたことを投稿で示唆していた。

 <宿舎でチョットやらかしてしまい、退職届を提出して来ました>
 山田容疑者を知る50歳代の知人女性は、「交際相手の女性を宿舎に泊めるという違反行為をしたのが理由のようだ」と話す。

 この頃の状況について、山田容疑者はFBに落胆した様子をつづっていた。
 <しばらくは試練が続きそう>





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