新快報は、20年後に偶然バスで再会したことをきっかけに、60代男性が12万元(約230万円)を支払う羽目になった騒動を伝えた。
14年3月のある日、広東省韶関市のバスで女性は20年前に一夜限りの関係を持った男性と偶然居合わせた。女性はすぐに男性に気が付き、違和感を覚えた。
その違和感は、自身の子どもに対してだった。20数年前、当時すでに既婚の女性は自分より20歳年上の男性と一夜限りの愛を交わした。翌年、女性の夫は他界。当時すでに女性は妊娠しており、1992年に出産。夫の子どもだと思っていたが、成長するにつれ、夫に似ていないことに気が付いた。そして、20数年前の一夜以来連絡を絶っていた男性と再会し、子どもが男性に似ていると感じた。
女性はすぐに男性に事情を説明。65歳にして突然息子がいると聞かされた男性は信じられなかったが、DNA鑑定で間違いなく親子であることが証明された。その後、女性は男性に対して養育費として12万元を請求。男性は支払いに応じたが、半分支払ったところでDNA鑑定の正確性に疑いを抱き、再度鑑定を行うよう求め、残り半分の養育費の支払いを拒否した。
これを受け女性は男性を訴え、裁判所は「DNA鑑定により男性と子どもの親子関係は証明されている」とし、男性に残りの養育費を支払うよう判決を下した。