河南省開封市が先日連続して豪雨に見舞われた際、冠水した道路で電動バイクに乗っていた60代の男性が転倒したにもかかわらず周囲の通行人が「見殺し」にする動画がネット上で物議を醸していると報じた。
動画には、男性が冠水した道路で転倒して水中に転落した際、数人の通行人がその様子を見るだけで立ち去る様子が映っている。1人の女性が他の男性たちに救助をするよう叫んだが、誰も応答する者がいなかったため、諦めてその場を離れていった。男性は転倒から3分が経過してようやく通行人によって助け起こされたが、すでに手の施しようがなく死亡したとのことである。
動画を見たネットユーザーからは「見殺しだ」といった批判が殺到。「何が救助の手を阻んでしまったのか」と嘆く声もあったほか、「世間では『死を装ってお金をだまし取る』事案があまりにも多く、他人を救助したら本人や家族から治療代を請求されることを恐れる風潮が、悲惨な事故を間接的に引き起こしているのだ」と指摘するユーザーもいた。