日本初のワイドショー「モーニングショー」が22年ぶりに復活する。
28日にスタートするテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、前8・00~9・55)で、同局秋の番組改編の目玉。フリーの羽鳥慎一アナウンサー(44)を司会者として前面に押し出し、シンプルかつ王道の情報番組を目指す。
重責を担う羽鳥アナは「このたび、番組名に自分の名前が入ることになりますが、これまでの姿勢と変わることなく、見ていただく方に分かりやすくという思いで謙虚にやっていきたいと思います」と決意を示した。
歴史的な番組の復活について同局の小寺敦チーフプロデューサーは「いま何が起きているかにこだわり、人間ドラマを見せるのがワイドショー。その原点に立ち返りたい」と説明。現在、同時間帯に放送している「モーニングバード」の司会をフリーの赤江珠緒アナ(40)とともに務めている羽鳥アナの抜てきに関し、「羽鳥慎一という“人の心”を第一に考えてニュースを捉えるキャスターで、新たなワイドショーに挑戦したい」としている。
「モーニングショー」は1964年4月、民放他局に先駆けた朝のワイドショーとしてスタートし、93年まで29年間続いた。元NHKアナの故木島則夫氏が初代司会者を務め、以後、ジャーナリストの江森陽弘氏(83)や元フジテレビアナの田丸(当時・美里)美寿々氏(63)ら個性豊かな面々が番組を取り仕切ってきた。
新番組では、同局の宇賀なつみアナ(29)がアシスタントを担当。羽鳥アナが、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」の司会・宮根誠司アナ(52)のように前面に出る形となる。