最近、バラエティー番組でよく見かけるショートヘアの女の子。モデルでタレントの佐藤栞里(25)をめぐり、テレビ各局が水面下で激しい争奪戦を繰り広げているという。モデルのキャリアは長いが、昨年からバラエティーで注目されるようになったのは、ある大物お笑いタレントの影響が大きいようだ。
佐藤はファッション誌「ピチレモン」のモデルを経て、「PINKY」「non-no」「oggi」など、一流誌を舞台に活躍してきたモデルで、身長168センチのスレンダー美女だ。
バラエティーでのブレークのきっかけは昨年、日本テレビ系「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」内の「朝までハシゴの旅」というコーナーでリポーターを務めたことだった。
繁華街の居酒屋を朝まで歩き回り、そこで飲んでいる客たちと触れあう名物コーナーだが、「素人相手のリアクションも抜群で、爆笑を誘う。気取らない性格で、下品な話にも抵抗なく、変顔も辞さない。モデルでかわいいが、とんがっておらず庶民的。タレントとして使いやすい条件がそろっているんです」と民放関係者が解説する。
そして、そんな佐藤に注目したのが、お笑いコンビ、ウッチャンナンチャンの内村光良(51)だった。自身がMCを務める日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」や「真実解明バラエティー!トリックハンター」への出演をオファーしたのだ。
内村といえば、イモトアヤコ(29)らお笑い芸人の能力を伸ばすだけでなく、NHKのコント番組で臼田あさ美(30)や石橋杏奈(23)といった女優のバラエティー力も引き出しているほどだ。
「内村のお眼鏡にかなったということで、佐藤のタレント性はお墨付きをもらったようなもの。今はまだ日テレへの出演が多いのですが、各局が争奪戦を始めています」(前出・民放関係者)
さらに、視聴者の動向も佐藤に味方していると分析するのは、テレビ誌記者。「ローラや水沢アリーといったストレートな物言いで人気を得てきたハーフタレントとは違うフィールドに佐藤はいる。素直に泣いたり笑ったりするところで好感度が高い」
今年下半期のテレビを席巻しそうな勢いだ。