酔っぱらって記憶がない時にヤッてしまうことは、たいがいロクなことではない。だが、全く記憶がないのに、ちゃんと家に辿り着いてベッドに寝ていたりするので、人間の無意識が起こす行動は計り知れないものだ。
そして、酔っぱらい方にも種類があるようで、ある工科大学の学生は泥酔中にもかかわらず、無意識のうちに航空機を丸ごと設計!! しかも、彼の設計がネットで話題となり、実現のものとなる可能性もあるというのだ!
・酔っぱらった工科大学の学生が、航空機を丸ごとデザイン!!
ある日、米ミシガン工科大学の2年生であるキース・フラレイさんが、ルームメイトで機械工学を学ぶマーク(仮名)さんが、かなり酔っぱらって帰宅したことに気付いた。
そのままマークさんが眠り込んでしまうのかと思いきや、なんと、彼はホワイトボードを取り出して、瞬く間に航空機を設計してしまったというのだ!
・2時間程でデザインと計算式を完成
設計している間にマークさんは、キースさんら仲間に設計アイディアをロボットのように語り、ホワイトボードを前にして、時々意識が飛んでいるような様子だったという。
しかし、およそ2時間程度で、航空機のデザインを仕上げてしまったマークさんの設計図には、機体デザインだけでなく計算式も全て書き込まれていたのだ。マークさんのことをいつも優秀だと思っていたキースさんは、彼が泥酔中に設計図を仕上げてしまったことに、それほど驚かなかったとコメント。
・リモコン式の試作機を制作する予定!
そこでキースさんは、マークさんの設計図を Twitter に投稿したところ大反響! 「酔っ払いが航空機を設計してしまったぞ!」とばかりに、8万回以上リツイートされ、お気に入り登録は14万5000件以上にも達している。
実のところ、マークさんの設計は空を飛ぶ航空機というよりは、海面すれすれを飛行するタイプの大型航空機「エクラノプラン」だという。彼は、自分の設計で実際に動くかどうか、リモコン式の試作機を制作したいと語っている。
マークさんは、泥酔中に航空機を設計した記憶が一つも残っていないそうだ。彼は、ラム酒とウォッカを混ぜたドリンクを大量に飲んで酔っ払っていたとのことで、Twitterで「魔法のミックス・ドリンクなのか!?」とコメントしているユーザーも見られた。