桃園空港、第4ターミナル建設へ 旅客量急増に対応
陳建宇交通部長(交通相)は13日、旅客量の急増に対応するため、台湾桃園国際空港が第4ターミナルを建設する予定だと明らかにした。第1ターミナルの駐車場部分に新設する計画だという。
桃園空港では現在第1、第2ターミナルが運用されており、設計上、年間3200万人の利用者に対応可能。ただ、観光産業の振興と中国大陸との直行便運航拡大に伴い混雑が顕著になっており、昨年3500万人を突破した利用者数は、今年は4000万人に達するとみられている。
同空港では第2ターミナルの拡張と第3ターミナルの新設が実施、計画されており、それぞれ2017年、2020年の完成を目指すが、さらなるターミナルの設置が必要と判断した。2042年には年間8600万人の利用者に対応できるとしている。
旅客機5機が駐機可能となる第4ターミナルは、年間500万人の利用者に対応する。自動チェックイン機や照明や空調の自動制御システムを導入する計画だが、格安航空会社専用にするかどうかは未定としている。
<女子ゴルフ>台湾のテレサ・ルー、今季4勝目
ゴルフの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は13日、長崎県で最終日が行われ、台湾のテレサ・ルー(盧暁晴)が優勝した。
ルーは3バーディー、2ボギーの「71」で回り、通算7アンダーで逃げ切った。今季4勝目、メジャーでは昨年の「LPGAツアー選手権リコーカップ」に続く3勝目を飾った。
上田桃子と酒井美紀は通算5アンダーの2位。台湾勢ではフェービー・ヤオ(姚宣ユ)が通算1アンダーの7位(タイ)となった。(ユ=木へんに兪)。
<デング熱>感染者数9100人突破 34人が集中治療室に入院
衛生福利部(衛生省)疾病管制署は13日、今年5月1日~9月12日のデング熱感染者数が9103人に達したと発表した。現在、重症化した34人が集中治療室に入院しているという。
感染が確認されたのは連江県と台東県を除く全ての県と直轄市、省轄市。感染者数が多い自治体は順に台南市8022人、高雄市936人、屏東県33人など。デング熱への感染が死亡の原因になったとみられる人の数は18人に上っている。
同署では屋外に蚊が生息しやすい環境の排除や、虫刺され予防に努めるよう求めている。
台湾鉄道、10月15日にダイヤ改正 列車増発に所要時間短縮
台湾鉄路管理局は13日、10月15日にダイヤ改正を行うと発表した。一部で列車の増発や所要時間の短縮などが図られる。
複線化工事が完了し、潮州車両基地が完成した屏東線の高雄-潮州間では運行本数が現行の一日66本から118本に増発。一部複線化が行われた台東線でも特急プユマ号と自強号の運行本数が増やされる。また、一部の区間車では列車が増結され、混雑緩和が図られる。
一方、9月1日に業務上で「三等站(駅)」から「一等站」に昇格した潮州駅では今月19日から記念切符が数量限定で発売される。同局ではコレクションの価値があるとアピールしている。
新北市、沿岸部でカニ祭り 初秋の味覚アピール
新北市石門区の富基漁港で12日、同市沿岸で取れる万里ガニを使った料理の試食イベントが行われ、多くの市民が秋の味覚を楽しんだ。
11月8日まで行われる万里ガニ祭りの開幕を記念して開催。著名ホテルの料理人がカニ料理を紹介した。
期間中には沿岸部各地でさまざまな関連イベントが実施される予定で、新北市政府農業局は来訪を呼びかけている。
“台湾女優”のスピーチに中国本土から非難殺到、中台ネット民が激論
韓国ソウルで10日、「ソウルドラマアワード2015」の授賞式が行われ、アジアスター大賞を日本の俳優、オダギリジョー、香港俳優のウォレス・チョン(鍾漢良)、台湾女優のアリエル・リン(林依晨)、同俳優のチェン・ボーリン(陳柏霖)の4人が受賞した。この式でのアリエル・リンのスピーチに中国本土のインターネット上で厳しい批判の声が上がり、台湾のネット民たちと“激論”に発展した。台湾・蘋果日報が11日伝えた。
受賞後、アリエル・リンがステージ上で韓国語と中国語、英語を交えながら、「台湾の女優として、受賞をとてもうれしく思います」などとスピーチしたところ、韓国語で語った「台湾の女優として」という部分に中国本土のネット民たちが猛反発。「“台湾”の前に“中国”の2文字を加えろ!」「台湾に帰りやがれ!」「台湾人って、スゴイな!」「もう本土に稼ぎに来るな」といった批判と皮肉の入り混じったコメントが続々と上がった。
また、中国本土のマンゴーTVはこのスピーチの部分の字幕を「中国台湾の女優として」として放送した。
中国本土で批判の声が上がっていることに対してアリエル・リンのマネジャーは、「少数の人の意見だと思う。多くのファンはアリエルが政治的な発言をしないことを知っている。また主催者側も当初、アリエルとチェン・ボーリンを“台湾芸能人”のくくりで扱っていた」と語った。
一連の騒動を受けて台湾のネット民からは「彼女は台湾芸能人のかがみ!」「中国人のガラスの心、崩壊」「中国人は『中国河北人です』って言うのか? 台湾は台湾だろ」といった、批判、反論の声が上がっていた。