米国のウェブサイトCitylabは、先日、「なぜ日本の児童はこれほどまでに自立しているのか」と題する文章を掲載した。鳳凰新聞が伝えた。
文章ではまず、「日本の地下鉄に乗った際、制服を着てランドセルを背負った6~7歳くらいの子どもをよく見かける。しかし、周囲には同行している大人の姿は見えない」と指摘する。「日本では、両親は子どもが小さい時から社会を経験させる」として、日本で子どもがお使いに行く様子を追った番組が人気であることを紹介している。
文章は、日本の子どもが独立している理由について、人類学者のドウェイン・ディクソン氏の論文を引用し、「これは自己に頼っているのではなく、集団に頼っているのだ。日本の子どもたちは早くから誰にでも助けを求めることができるということを知る」とし、「日本の子どもは学校の当番などを通じて帰属意識を持つ。こうした環境下で、子どもはどのように集団に助けを求めるか、あるいはどのように集団のなかの他者を助けるかを知る」としている。
文章はこのほか、日本の犯罪率が低いことや、交通ルールをきちんと守り譲り合うことができることが、危険度を下げていると指摘している。