「うん、(藤原紀香さんには)会ってるよ。(いっしょに)食事をしたのは(初日の)後だったかも……」
そう語ったのは片岡愛之助(43)の養父・秀太郎(74)。現在、秀太郎は十月大歌舞伎に出演中。初日には、愛之助が養父の楽屋に挨拶に行っているが、紀香もまじえて食事をしたという情報を本誌はキャッチしていたのだ。
10月8日の朝には、スポーツ紙各紙が、藤原紀香(44)と愛之助(43)の結婚を大々的に報じている。8月末に双方のブログで交際を発表してから1カ月だが、2人の結婚への意志は揺るぎないという。しかし、ある歌舞伎関係者は言う。
「紀香さんが“梨園の妻”になるにあたっては、年齢と仕事がネックです。これから“跡継ぎ”を生むのはなかなか難しいでしょうし、『梨園の妻は“二足のわらじ”では務まらない。果たして彼女に女優業から引退して“梨園妻”に専念する覚悟はあるのか』という厳しい声もあがっています」
梨園の重圧を紀香も感じていたことだろう。だが、そんな彼女を救ったのは愛之助の言葉だった。愛之助の知人は言う。
「愛之助さん自身も養子として歌舞伎の世界に入った人ですから、“芸を継がせるために子供を作らなければいけない”とは、考えていないようです。また彼は“女優・藤原紀香”をリスペクトしています。紀香さんには、『梨園の妻よりも女優のままでいて、ずっと輝き続けて欲しい』と、言っているそうです。愛之助さんは、これまでもずっと独身で歌舞伎俳優を続けてきましたし、“役者を支える妻”は、自分には必要ない、と考えているそうです」
これまで華麗な恋愛遍歴を歩んできた紀香。愛之助との関係も、紀香のほうが積極的だったとも言われている。しかし実は“最後の恋”の相手に愛之助を選んだ陰には、梨園の掟に逆らってまで、彼女を守ろうとしてくれる彼の真摯な思いがあった。
「紀香さえいてくれれば、“梨園妻”も跡継ぎもいらないから……」
そんな愛之助の“求愛”に紀香は自身の未来を賭ける決断を下したようだ。