米海洋大気局(NOAA)によると、9月の世界の平均気温は陸上、海上とも1880年に観測を始めて以来、最高を記録した。これで5カ月連続で記録的な暑さが続いたことになり、今年の暑さは4000年ぶりだった可能性もあると専門家は指摘している。
9月の陸上と海上の平均気温は、20世紀の平均気温を0.9度上回った。アフリカ北東部から中東、東南アジア、南米の北部、北米東部で記録的な暑さが続いた。
ただ、南米の南部、カナダ極西部とアラスカ、中央アジアの気温は平年を下回った。
気象専門家によると、地球がこれほどの暑さに見舞われたのは青銅器時代以来かもしれないという。
気象専門家のデイブ・ヘネン氏は、記録的な暑さが続く原因は太平洋の強いエルニーニョにあると指摘、「エルニーニョは来年春まで続くと予想されていることから、今後もこの状況が続く見通し」と話している。