ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンによるディーゼル車の排ガス不正問題をめぐり、日本に個人輸入されたディーゼル乗用車で、不正なソフトが搭載された車が36台あることがわかった。
石井国土交通相は、日本に個人輸入されたディーゼル乗用車230台のうち、少なくとも36台に不正ソフトが組み込まれていると明らかにした。36台は、フォルクスワーゲンやアウディなどで、いずれも、2008年以降に個人輸入されたものだという。
国交省は、これらの車について、ソフトの書き換えなど適切な対応を検討していくとしている。また、今年度末までに、ディーゼル車を中心に路上走行試験を行う予定で、その検査方法や試験の制度化などについて、来週、有識者による検討を始めるという。