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大山のぶ代が認知症でありながら声優出演を続ける作品

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23日放送の「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)で、大山のぶ代の夫・砂川啓介が、現在の大山の様子を語った。

番組では「気になる病 認知症について考える」と題して、5月に大山の認知症を明らかにした砂川の介護生活を通じて、アルツハイマー型認知症を特集した。

スタジオではゲストの砂川が、一時よりも症状が落ち着いているという大山について「(仕事は)まだやってるんですよ」と語り、共演者を驚かせた。砂川によると、大山の声を先に収録し、後から絵を合わせるとのことで「(映像に声を)あてるのはちょっと無理かもしれませんね」と、冷静に話していた。

2005年にアニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)での声優出演を卒業した大山は3年後、脳梗塞に倒れたそう。その後、回復すると、2010年に当時のゲーム作品で、後にアニメーション化も果たした「ダンガンロンパ」のモノクマ役で声優に復帰する。

しかし2012年、大山はアルツハイマー型認知症と診断された。砂川は大山の認知症を3年以上隠したことで、大山を部屋の中に閉じ込めるようになったのだという。

そして大山は、26年間も演じたドラえもんのことも忘れたそうだ。インタビューで砂川は「(ドラえもんを)ぜんぜん覚えてないっていうのはね、こっちが逆に『どうしてだよ』って言いたくなるような気持ちでね」と、残念そうに語った。

しかし、病状の公表でかつての友人と交流も増え、夫婦の生活に笑顔も戻り、良い方向に変化したのだとか。

今年7月に大山は、ダンガンロンパを舞台化した「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」の舞台挨拶に、声のみだが出演を果たした。あらかじめ収録された肉声で大山は「先日、この舞台のためだけに、新たなセリフを収録させていただきました」と挨拶をしていた。

VTR後のスタジオで砂川は「カメラ向けたりとか、人前に出ると元気になるんですね」と、大山の現在の様子を明かした。






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