英タイムズ紙(電子版)によると、中国の投資家が英国の私立学校を買いあさり、東アジア人の英語教育熱を満たそうとしている。19日付で参考消息網が伝えた。
英国私立学校協会の代表者によると、アジア系企業による学校の買取りはすでに何件も成立している。比較的規模の小さな学校は学校経営のため往々にして大きな資金を必要としており、外資に頼る傾向がある。
学校と企業の仲介役をしている関係者は、「中国本土、シンガポール、フィリピン、インド、香港、パキスタンといった国の企業はかなり大きな関心を持っている。教育がとてもいい長期投資になるとわかったのだろう」と述べた。別の仲介業者は「中国企業が特に大きな関心を寄せている」とした。
中国企業に買収された学校の責任者は、「かつて中国人は大学留学のため英国に来ていたが、現在は初等、中等教育を受けるために来る」と語った。中国人の需要はとても大きく、この学校を買った中国企業はさらに英国の別の学校も購入したいと希望しているということだ。