米ネブラスカ州オマハの警察によると、同市内でハロウィーンの夜、動物園への侵入者がトラに手をかまれて重傷を負った。
警察が1日に発表したところによると、ジャクリーン・アイデ容疑者(33)は10月31日、友人1人とともに閉園後のヘンリー・ドアリー動物園に侵入。日付が変わった時間帯に負傷し、友人に連れられて病院へ駆け込んだ。
病院で反抗的な態度を取ったため、通報を受けた警官が出動したところ、本人にはアルコールまたは薬物の影響がみられた。取り調べの結果、「トラをなでるため」に動物園へ忍び込み、おりの中へ伸ばした手をかまれたことが分かった。不法侵入容疑に問われ、依然として入院中だという。
CNN系列局が伝えたところによると、指を失う恐れがあるほどの重傷。同容疑者には複数の不法行為の前歴があるという。
当局が詳しい経緯などを調べている。動物園は安全対策を強化すると表明した。