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2015年11月4日、韓国・ソウル新聞は、2日午前に朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を終えた安倍晋三首相がソウル市内の飲食店で昼食を取ったことを報じ、店やメニュー内容まで詳しく伝えた。
記事によると、首相は首脳会談が行われた大統領府からも程近い鍾路区の韓国料理店「景福宮」で駐韓日本大使や随行員ら8人と昼食を取った。一行の注文は、1人前6万5000ウォン(約7000円)の霜降りリブロースセット9人前と、3万ウォン(約3200円)の味付けカルビ5人前。これにビール3本を頼み、9人で75万ウォン(約8万円)の会計だったという。首相は食事後、店員らに日本語で「おいしかった」「次に韓国に来たら必ずまた立ち寄る」と言葉を掛け、随行した大使館関係者が通訳した。
今回、韓国側が世論を考慮してか首脳会談後の昼食会を行わないとしたことについて日本側は反発し、昼食会をめぐる調整はぎりぎりまで続いていたとされる。結局、首相へのもてなしはないまま終わったが、この報道に韓国ネットからの反響は大きく、韓国側の「冷遇」に否定的なコメントが数多く寄せられている。
「時にはホームレスにも食事を分けてあげるのが、韓国人としての心。日本の首脳と会談をするのに、ご飯の一膳ですらもてなしのできない度量の小ささを、世界が笑っている」
「首脳会談なんだから、一般の店に行かせるのはおかしい。こうやって考えもせずに外交をしてるから、得られるものがないんだ」
「これが創造経済なのか?首脳会談に来た人に食事代を出させるというのが…」
「器が小さい上に、幼稚過ぎる。今後の日韓首脳会談では、食事を出したか出さないかが重要議題になりそうだ。政府は国民の顔色を言い訳にしてるだけだ」
「外交での会談は自分のプライドのためではなく、国民の利益のためにするものだ」
「安倍首相に食事を出さずに帰してやったと笑っているなんて、情けないことこの上ない」
「安倍首相だって、お客様に違いないのでは?」
「朴大統領は外交の何たるかを分かってない」
「国のレベルがこれでは…」
「『謝罪は受けられなかったけど、食事はおごらなかったから、引き分けかな?』なんて思ってるんだろう」
「安倍首相は好きじゃないけど、これじゃ首脳会談をした意味がない」