米軍は12日、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員で「ジハーディ(聖戦主義者)・ジョン」と呼ばれた男を標的にした空爆を、ISが首都と称するシリアのラッカで実施した。米国防総省当局者が明らかにした。日本人人質だった後藤健二さん、湯川遙菜さんらの殺害映像に覆面姿で登場していた。空爆の成果を精査中という。
同省当局者によれば、「ジハーディ・ジョン」は本名「ムハンマド・エムワジ」。米国人や英国人人質の殺害映像にも黒ずくめの姿で現れ、英国なまりの英語で声明を発表。左手でナイフを持って殺害する映像が流された。ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、作戦は無人機による攻撃だったという。