13日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、ゴミ屋敷の住人が番組中継を妨害し、リポーターに制止される事態が発生した。
番組では、京都市にあるゴミ屋敷に対し、市による撤去の強制代執行が同日下されるという話題を取り上げた。その中でスタジオの羽鳥慎一アナウンサーは、ゴミ屋敷前にいるリポーターの中谷隆宏氏と中継をつないだ。
現場の中谷氏は「まもなく行政代執行が行われようというところなんですが…」と話し始めたが、ここで家主が「ちょっと待てよ!」と声を荒げながら、カメラの前に割り込んできたのだ。中谷氏はなおも「50代男性の主が、今ちょうど現れたところでですね…」と冷静にリポートを続けようとするが、家主はカメラを手で押さえにかかるなど妨害を止めない。この間、カメラは男性の顔を映し続けた。
番組カメラは、ふたりの姿をいったん離れて、報道陣が点在する付近の雰囲気をとらえ始める。そして中谷氏が間もなくカメラの前に戻ると、「家屋の主の方が姿をみせまして、混乱の様子をにわかに呈してきたんですが」と、現場の慌ただしい空気を伝えていた。
ここで現場からの中継は一旦終わったが、執行前日の12日、番組スタッフがゴミ屋敷の家主を直撃取材した映像が放送された。そのVTRで家主は、スタッフの質問に「どうでもいいだろ!てめぇ!」「さっさと消えろ!うっとうしいから!」と罵声を浴びせていた。
なお12日の映像では家主の顔にモザイクがかけられていたが、この日の中継では生放送のためモザイクがなかった。