「一体、今年の紅白はどうなっているんだ」
そんな声が渦巻いている。通常なら10月半ばには司会者の発表が行われるが、1カ月以上も遅れているのに、まだ正式な発表がないのだ。
司会者に関しては一部スポーツ紙がタモリが総合司会、紅組、白組が朝の「あさイチ」のMCコンビ、有働由美子、井ノ原快彦という報道があったが、10月半ば過ぎにタモリ側から辞退したという報道が出て、司会者は白紙に戻った。
その後、11月に入って総合司会が有働、紅組・綾瀬はるか、白組・井ノ原という報道が出て、あたかもこの3人で決まったかのような印象だが、まだ決定事項ではない。
そもそもタモリ側が辞退したことが混乱の一因だが、何があったのか。
「発表前に情報が漏れてタモリがヘソを曲げたとか、タモリは12月末にヨット関連の予定が入っていて紅白のリハーサルの時間が取れないのに、リハがビッチリあるという情報をきちんと伝えなかったことに反発した、さらにタモリが出ることで大の仲良しの井上陽水の出場も決まったと書かれて怒った、といったさまざまな情報が流れました。しかし、ちょっと違っていて、単純に発表前に漏れたらサプライズにならないじゃないかとタモリが呆れたそうで、それが真相ではないか」(音楽関係者)
では、有働、綾瀬、井ノ原のトリオはどうなのか。これにはジャニーズ事務所の問題があるともっぱらだ。井ノ原はV6のメンバ―だが、今年はSMAPも司会を狙って早くから活動し、事務所内で綱引きが行われていた。しかも、こんな事情もあるという。
「ジャニーズの出場枠は昨年6枠ですが、今年は7枠になるという情報があります。その上、司会までやるとなると、目立ちすぎ、視聴者の反発も考えられる。だから、司会者はジャニーズ以外からがいい。その結果、発表できないでいるという話になっています」(放送関係者)
まさにどうなるかわからない事態だが、果たして、どうなるのか。芸能ジャーナリストの渡辺裕二氏は「こんなに発表が遅れているのは前代未聞です。ここはNHKが再度タモリに出演交渉をして復活させることが、話題作りとしてもベストではないか」と語る。
司会者の発表の後には出演者の発表がある。こちらも、またしても演歌枠の削減などで大モメは必至。今年は“ドタバタ紅白”間違いなし。