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南アフリカ・ノースウェウト州で11月16日、51歳の男が逮捕された。男が酔っぱらいながら住民に絡んでいたからなのだが、住民が警察に通報するほどの恐怖を抱いたのは、男がその手に手榴弾を持っていたためだった。
南アフリカ・ヨハネスブルグから西に約500キロメートルに位置するノースウェウト州モロクェンの住宅街で身の毛もよだつような事件が起こった。ノースウェウト警察広報担当のポール・ラマロコ氏によると近隣の住民から「不審な行動をしている男がいる」という通報があった。なんと男が手榴弾を持ちながら人々を脅して歩いているというのだ。
警察が駆けつけたところ、男が木の根元に急いで隠したと思われる手榴弾を発見、手榴弾は使用可能な状態であったため男を銃刀法違反で現行犯逮捕した。さらにこの男の家宅捜索を行ったところ、ビニール袋から使用済みのライフル銃の薬きょうや、用途不明なモーターの部品などが発見された。
警察は銃などのライセンスを持っていないこの男が、どのようにしてこれらの危険物を手に入れたかなどを調査している。南アフリカでは今年8月にはダーバン近郊の町で夫婦喧嘩がエスカレートして夫が妻を手榴弾で殺害する事件が起こっている。