韓国の朴槿恵(パククネ)政権が進める労働改革などに反対する大規模集会が5日、ソウルで開かれた。11月14日の集会では帽子やマスクで顔を隠した一部の参加者が警察と衝突。朴政権は覆面姿の集会やデモ参加者の暴力行為を厳罰化する方針を示した。これに抗議の意思を示すため、多くの参加者が仮面をつけて参加した。
前回の集会後、朴大統領は「覆面デモをできないようにすべきだ」と強調し、法務省も集会やデモで覆面姿で暴力をふるった参加者には厳しく対応する考えを表明。これに対し、集会や表現の自由を侵害するとの指摘も出ている。
5日の集会は労働組合などが開き、主催者発表で5万人が参加。警察当局は1万5千人と推計している。