アフリカ西部のナイジェリア軍は5日、同国に拠点があるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の「カメラマンの責任者」を逮捕したとの声明を発表した。
同国北西部ボルノ州のウバ町で捕まったのはアブドゥラヒ・アブバカル・サディック容疑者。カメラマンの責任者としての役目の詳細は伝えられていない。
また、ボコ・ハラムの構成員と見られる2人も逮捕された。
ナイジェリア軍は今年、最重要指名手配犯と指定するボコ・ハラム構成員100人のリストを公表していたが、同容疑者の名前は58番目に入っていた。同組織のアブバカル・シェカウ指導者は100番目となっていた。
ナイジェリア北部などを勢力圏とするボコ・ハラムは厳格なイスラム法(シャリア)に基づく統治を目指して武装闘争を展開。テロ攻撃や誘拐なども繰り返している。