英国防省は5日、シリアで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆を開始した英軍が4日夜、地中海のキプロス島にある基地からトーネード戦闘機とタイフーン戦闘機を出撃させ、シリア東部のオマル油田をさらに攻撃したと明らかにした。ISISの資金源を絶つため、誘導爆弾を使って8回にわたり油井を空爆したと述べた。
戦闘機は作戦が成功した後も引き続き現場上空を飛行し、テロ拠点などについての情報を収集したという。
英議会では2日、ISISに対する空爆をイラクからシリアに拡大する議案が承認された。これを受けて英軍は3日、トルネードによるシリア空爆を開始していた。