2015年12月7日、韓国・朝鮮日報によると、セウォル号特別調査委員会の調査官らが、事故現場で撮影した笑顔の写真をブログに載せ、物議を醸している。
韓国で昨年4月に起こった旅客船「セウォル号」事故の特別調査委員会は先月、3億ウォン(約3170万円)の予算を投じて現場調査を行った。しかし、調査官らはスクリューや船尾などの写真を撮影したが、操舵(そうだ)室内部の撮影には失敗したという。
問題となっている写真には、海中の撮影を終えた調査官らが、民間のダイバーらとともに作業船の前でにっこりと笑う姿が写っている。この写真について、調査官らは「ダイバーらに誘われて記念撮影した」と説明している。
これについて、韓国のネットユーザーは批判的なコメントを寄せている。
「信じられない。観光している気分なの?」
「多くの人がセウォル号事故を忘れられず、いまだに苦しんでいるというのに!」
「あの場所で笑える韓国人がいることに驚き。本当に韓国人?」
「大切な税金を返してほしい」
「無理に悲しがる必要はないが、その写真は不適切だ」
「釣りをしに来た集団のよう…。すぐに解散させるべき」
「記念撮影をするのは自由だが、なぜそれをブログに載せる?被害者の気持ちは考えなかったの?」
「事故当時、『教育部長官が現場でカップラーメンを食べた!』とさんざん批判した人たちはどこ行った?」