米テキサス州の検察当局は17日までに、ヒューストン市中心部にある州間道45号線の路上で恋人に求婚する突飛な行動を起こし、交通の渋滞を招いたとして24歳の男を逮捕、訴追したと発表した。
プロポーズされた23歳女性の返事は「イエス」だった。来年3月に挙式の予定。
45号線の路上を選んだのは、恋人がヒューストン市を眺望する最もお気に入りの場所だったのが理由だった。地元テレビ局KTRKによると、被告の求婚を助けるため車8台に分乗した友人や家族らが同州間道で他の車の走行を止めていた。
同州ハリス郡の検察当局によると、被告の男は高速道路を「封鎖」させたとして、軽罪の交通妨害の罪に問われた。最大で禁錮6カ月の判決が言い渡される可能性がある。
被告は写真共有サービス「インスタグラム」に道路上での求婚の様子をとらえた画像を掲載。「最も大きく、交通量が激しい高速道路の1つを封鎖し、恋人に結婚を申し込むのはお金では買えない求愛の行為」などとも書き込んだ。
また、「恋愛は人間に馬鹿げたこともさせる。恋人のために何か大きな事をしたかった。彼女が常に思い出すことが出来るような事を」とも記した。
動画の映像では、迷惑を被った車が鳴らすクラクションも聞かれた。ソーシャルメディア上では被告への訴追を歓迎する意見も載せられた。「少なくとも10件の法律違反がある」「危険な行動。求婚にははるかに創造的な方法がもっとあるはず」などと反発した。