台北市が小学校での冬休みと夏休みの宿題をなくす。台湾の学校では旧正月をはさんで冬休みが設けられており、来年1月上旬には冬休みに入る。台湾北部・台北市の教育局は17日、40年にわたって使われてきた、冬休みと夏休みの宿題の実施要領を廃止すると発表し、台北市の139の小学校で学ぶ10万人あまりの小学生の冬休み、並びに夏休みの宿題は学校が決めるのではなく、学生に決めさせることにした。小学校の冬休みと夏休みの宿題をやめるのは台湾の自治体で台北市が初めて。
台北市教育局の湯志民・局長は、小学生は普段から8時間を勉強に費やしており、冬休みの間ぐらい自分たちで何をするかを決めさせると説明、多元的で創意あふれる発想力の育成につながるよう期待した。