カザフスタンの厳しい冬も、自宅でスキーができれば楽しく過ごせる――。同国の首都アスタナに「スキー場付きマンション」の構想が持ち上がっている。
「スラローム・ハウス」と呼ばれるこのプロジェクトは、カザフスタン建築家協会のメンバーでスキー愛好家のショハン・マタイベコフ氏が提案している。
建築許可が得られれば、21階建てマンションの屋上から出発する全長326メートルの斜面でスキーが楽しめるようになる。
同氏がCNNへのメールで明かしたところによると、総工費は7000万ドル(約84億円)前後。実現に向けて、一部の業者などがすでに関心を示しているという。
アスタナは零下15℃にもなる厳しい寒さにもかかわらず、スキーやスノーボードを楽しめる場所がほとんどなく、最も近いスキー場まで車で4時間もかかる。マタイベコフ氏はもっと気軽にスキーがしたいという思いから、このプロジェクトを思い立ったという。