12月22日は暦の上では冬至。台湾北部の台北市では22日正午、摂氏29.1度、そして午後には摂氏30.5度の高温が観測された。22日は過去67年来、最も暑い冬至だった。
この高温は1934年(日本占領時代)の冬至に記録された摂氏31.5度、および1948年(台湾が祖国に復帰した後)の冬至に記録された摂氏30.9度に次ぐもの。冬至の日にほかの地区で観測された高温として、1945年、台湾最南端の恒春地方で観測された30.9℃、および1972年の冬至大武観測ステーション(台東県大武郷)で記録された摂氏31度が挙げられる。つまり、今年の冬至に台北で観測された30.5℃は台北気象ステーションとしては三番目に高い数値、台湾全域としては5番目に高い数値だった。
中央気象局によると、このような暖かい天気が24日昼間まで続き、25日は前線接近の影響で気温が摂氏14度か15度に下がる見通し。なお、22日午後、板橋(台湾北部・新北市)では29.9℃、淡水では30.2℃が観測された。