大里郵便局(台中市)に勤める配達職員の施季寛さん(32)が、非番の合間を縫って1万個のレゴブロックで郵便ポストを組み立てた。今年8月に台湾を襲った台風13号の影響で傾き、その可愛らしい姿で一躍人気となった“萌えポスト”そっくりで、今後郵政博物館(台北市)で展示される。
施さんは余暇の楽しみとして日ごろからレゴブロックに没頭。今年地元のデパートで開催された催しで小型の“萌えポスト”を出品したところ好評となり、中華郵政側が一回り大きいサイズの製作を打診した。
レゴブロックでできた大きな“萌えポスト”は22日にお披露目された。高さ約120センチ。退勤後などに作業し、製作にかかった時間は3カ月。顔や手などを取り付けて擬人化した。施さんは「大きなものを作るのは難しかった」と苦労を振り返っている。