イラク政府軍は26日、西部アンバル州の州都ラマディの奪還をめざす作戦で、ISIS支配下の市中心部から南へ約500メートルの地区を掌握した。同軍司令部が発表した。
また、中心部のISIS本部を空軍が攻撃し、ISIS幹部を殺害したと述べた。この幹部はアンバル州第2の都市、ファルージャでISISの治安責任者を務める人物で、ラマディでの戦闘に参加していた。
イラク軍はさらに、ISIS本部から約1.2キロ離れたラマディ・ダムにも進攻し、ダムから北郊のアルブ・ファラジ地区へ向かう重要な道路を掌握した。
当局者らによると、イラク軍はまた、戦闘で立ち往生していた120世帯の住民を救出した。住民らは郊外のハバニヤへ避難し、イラク赤新月社に保護されているという。
イラク軍はラマディに続き、ファルージャの奪還作戦にも乗り出す構えを示している。