ベルギーの首都ブリュッセルで大みそかに攻撃を企てていた疑いで、2人の人物が27─28日にかけて逮捕されたことが明らかになった。ベルギー検察当局の29日付の声明によると、捜査の結果、年明けを祝う大みそかにブリュッセルの主要な場所で深刻な攻撃の脅威があることが判明したという。
ブリュッセルなどで行われた家宅捜索で6人が取り調べのため連行され、このうち4人は解放された。
検察当局によると、警察が軍服と過激派組織「イスラム国」の宣伝資料を発見したが、武器や爆発物は見つかっていない。
ベルギーは11月13日にフランスのパリで起きた同時多発攻撃への関与をめぐる捜査で注目されている。
ベルギー警察はパリでの攻撃に関連し、9人を逮捕しているが、検察当局は今回の発表はこの捜査とは関係ないとしている。