2015年に別れを告げ2016年を迎えようと、台湾各地では大晦日夜から花火大会などの年越しイベントが開催された。好天に恵まれたのもあり、台北市のランドマーク「台北101」での華麗な花火ショーに大勢の見物客が酔いしれた。
今年は「自然は未来」をテーマに、同大会として史上最長の約4分間に花やタツノオトシゴ、魚、鳥などの動植物をイメージした花火、約3万発が打ち上げられ、まばゆい視覚の饗宴となった。
南部・高雄市のテーマパーク「義大世界」でもパワフルな音楽に合わせた花火ショーが登場、新年を迎えるとハッピーニューイヤーの歓声が上がった。
中部・台中市では、日本人建築家の伊東豊雄氏がデザインした台中国家歌劇院で花火をテーマとする演劇が上演された。市内の他地域ではロック歌手の伍佰(ウーバイ)をはじめ、複数の人気アーティストらによるリレーライブを人々が楽しんだ。
また、同じく中部の南投県にある清境農場でのダンスミュージックの催しに集まった約2000人が星空のもとで熱唱。会場ではスノーマシンによる「雪」の演出も行われ、ひと味違う新年を迎えた。