コンビニ大手のファミリーマート(全家便利商店)は4日、コンビニ店舗受け取りの低温配送サービスを開始した。全家は昨年5000億元(約1兆8000億円)を投じ、全温度対応の配送網を整備した。昨年の通販商品の店舗受け取り件数は2300万件超、前年比40%と大きく伸びており、低温配送サービス導入によりさらなる増加が見込まれる。今回の冷凍品配送サービスは、ネット商店アプリ「91 APP」内の24品目から開始し、今後拡大する予定だ。
政府統計によると、昨年の国内の冷凍・冷蔵食品市場規模は300億元(約1080億円)、うち低温配送市場は60億元(約216億円)とみられる。セブンイレブンでも店頭受け取りサービスの利用は前年比40%増と大幅に成長した。主な客層はPChome、Yahooショッピング、博客来など大手ネット商店の利用者だが、昨年下半期からは、Facebookのショッピング系ファンページやネットオークションの売り手の利用が急増しているという。