(イメージ画像)
スリランカ南部の鉱山で、世界最大のブルースターサファイアが見つかった。重さは1404.49カラット。専門家の鑑定によれば、時価は少なくとも1億ドル(約119億円)だが、1億7500万ドルの値が付く可能性もあるという。
スターサファイアの名称は、磨くと6つの角をもつ星のような模様が表面に現れることに由来する。地元メディアによれば、大粒のサファイアは「宝石の町」と呼ばれるスリランカ南部のラトナプーラで昨年8月に見つかった。
現在の持ち主の男性は英BBCに対し、「一目見た瞬間、買おうと決めた。世界最大のブルースターサファイアではないかと思ったので、危険を冒して買った」と話している。支払った金額は明らかにしなかった。
スリランカの産業商業相によると、同国の宝石輸出額は2010年の7000万ドル(約83億円)から14年には1億6500万ドル(約196億円)へと135%増加した。世界の宝飾品需要は年率6%のペースで増大すると予想している。
ブルーサファイアは、英ウィリアム王子の妻ケイトさんが故ダイアナ妃から受け継いだ婚約指輪にあしらわれていたことから話題になり、スリランカ産のサファイアが世界で注目されるようになったという。