台湾人ミニチュア彫刻家の陳逢顕さんが製作した大きさ1ミリのサルの彫刻が、このほど公開された。サルの手には桃が握られており、吉祥長寿の意味が込められている。
陳さんは6カ月を費やし作品を完成。計画から完成までには10回以上失敗したという。作品の小ささは、直径2ミリの鉛筆に乗せてみても明らか。陳さんは「現在世界最小のサルの彫刻作品」と自信を見せた。
作品は樹脂製。製作期間中にはレンガや竹、陶器などの素材で試すこともあったという。色を塗るのも一苦労で、特に目や鼻、口などが難しかったと陳さんは話した。
陳さんがこれまで手掛けた作品約150点は、新北市の「陳逢顕毫芒彫刻館」に展示されている。