(6日高鉄南港駅を視察する毛治国行政院長(前列右3)ら)
台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)は6日、建設が進む台北―南港間(いずれも台北市)について、今年7月中旬の開通を予定していると明かした。現在は各種試験を実施。将来的に台北、南港両駅で運行に必要な作業を相互補完し、効率化を図る。
高鉄は2007年に営業運転を開始。現在の全長は345キロ、駅数は11だが、南港駅の開業で350キロ、12駅となる。南港駅はすでに台湾鉄路管理局(台鉄)と台北メトロ(MRT)が乗り入れており、台北市東部や新北市東部、基隆市などの利便性が向上する。
また、高鉄南港駅の開業を受け、台鉄も今年9月にダイヤ改正を実施する見込み。台鉄の周永暉局長は、南港駅を台北北駅、同じく高鉄と接続する板橋駅(新北市)を台北南駅と位置づけ、台北地区の拠点として整備する考えを示した。