生鮮品などの買い物代行サービスを手掛けるシンガポールの「オネストビー(honestbee:誠実蜜蜂)」が5日、台湾市場に進出した。台北市士林区・大安区・信義区・松山区を対象に、カルフールにおける買い物代行を行う。専用サイトで注文を受け、スタッフが買い物を行い、最短1時間で顧客宅に配送する。今年スタッフを30~50人に増やし、上半期中に台北・新北市全域にサービスを拡大する計画だ。
提携店も増やすとしている。台湾へは今後3年にわたり年間500万ドル(約6億円)を投じて市場開拓を進め、18~22カ月以内の黒字化を目指す。「honestbee」は2015年7月にシンガポールで創業後、わずか半年で香港・日本・台湾へ進出し、急速に事業を拡大している。 東南アジア3カ国で展開している同業の「HappyFresh」も約1カ月前に台湾に進出しており、現在の取扱商品数は2万件。30代の働く女性が主要顧客で、野菜や果物・飲料・掃除用品の注文が最も多く、夕方の配送依頼が多いという。