台北市・西門町に位置する1908年建造の三級古蹟「紅楼」に6日、台湾のデザイン商品を集めたデパートがオープンする。文化・クリエイティブ産業の振興拠点として文化局が推進するもので、台湾の47のデザイン商品ブランドが出店した。紅楼には「八角楼」と「十字楼」の区域があり、今回は十字楼内の「16工房」を改装した。
八角楼は展覧会やイベント会場、カフェとして利用されており、今年下半期に1年間の改装に入る予定。2014年に紅楼を訪れた客は90万人を超え、うち6割以上が日本・中国・香港などからの観光客。多くが生活雑貨やデザイン商品を購入しているという。昨年12月24日のプレオープン当日には、改装前の10倍となる一日4750人が「16工房」に来店した。文化局では、台湾デザインの魅力を世界にアピールしたいとしている。