12日付の中国英字紙チャイナ・デーリーなどは、中国で新たな海洋監視船「海警3901」(1万2千トン)がこのほど完成、近く海警局に引き渡される見通しになったと報じた。中国の人工島造成で緊張が続く南シナ海で警備に当たる見通し。
同クラスの「海警2901」も既に東シナ海を管轄する東海分局に配属されているが、配備はされていないという。
同紙などによると、この2隻が実際に配備されれば、日本の海上保安庁が保有する世界最大級の巡視船「あきつしま」(6500トン)と「しきしま」(同)を上回る監視船となる。
海警3901は76ミリの機関砲や対空砲などを装備しているほか、重量級ヘリコプターの搭載も可能とされる。