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海自と韓国海軍が共同訓練 韓国、「自衛隊アレルギー」に配慮し非公表求める


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海上自衛隊と韓国海軍が昨年12月末、アフリカ東部のソマリア沖アデン湾で共同訓練を行っていたことが12日、分かった。部隊同士の親善交流が目的だったが、韓国海軍は共同訓練実施の公表を控えるよう、海自に求めていることも判明。韓国国内の反日感情への配慮があるとみられる。複数の政府関係者が明らかにした。

 アデン湾での日韓共同訓練は、昨年12月23日に行われた。海自と韓国海軍の艦船1隻ずつが参加し、通信訓練や戦術運動などを実施。海賊対処能力の向上を図った。当初は米海軍も含めた3カ国の共同訓練として調整が進められていたが、予定されていた米駆逐艦は別任務に伴い参加を見送った。

 同様の親善訓練は実施後に公表されるケースが多いが、日韓両政府はこれまで、訓練実施の事実を明らかにしていない。韓国国内には自衛隊に対する“アレルギー”が根強いことから、韓国軍は日本との2国間訓練や軍事交流に慎重な立場をとっている。米海軍が共同訓練から外れたことを受け、海自に非公表を要請したもようだ。

また、昨年末には慰安婦問題をめぐる日韓合意や、朴(パク)槿恵(クネ)大統領の名誉をコラムで傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長への無罪判決などもあった。政府関係者は「譲歩ともとれる対日政策に不満を持つ一部の国内世論を、これ以上刺激したくないとの配慮もあるのだろう」と指摘する。

 日韓両政府は平成24年6月に「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」を締結する予定だったが、国内世論の反発を受けた韓国政府が署名式直前にキャンセルした経緯もある。

 北朝鮮による核実験やミサイル開発などで、東アジアの安全保障環境は厳しさを増している。地域の安定のためには自衛隊と韓国軍の連携強化や情報共有が欠かせない。防衛省幹部は「安全保障分野には政治案件や歴史認識を持ち込まないのが原則だ。韓国が世論にとらわれる限り、信頼関係の構築にはまだ時間がかかる」と強調する。




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