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韓国の学校で急増する生徒への「罰金制」が物議=韓国ネット「なぜこれが問題になるのか分からない」

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韓国・ニュース1は、韓国の中学や高校で導入が急増している生徒への「罰金制」について報じた。校則やクラスの決まりを破った場合に数十〜数百円の罰金を科すというもので、1回の金額こそ小さいものの、制度自体が議論を巻き起こしている。

遅刻した場合は500〜1000ウォン(約50〜100円)、友達とけんかしたら2000ウォン(約200円)…ソウルのある中学校のクラスで定められた制度内容だ。多くの場合、生徒が自ら投票などで金額や規則を決めるため、クラスごとにその内容は異なっており、遅刻1分当たり100ウォン(約10円)といった例もあるようだ。

罰金は担任教師が管理し、学期末に集まったお金でピザやフライドチキンを買ったり、「クラス費」との名目でクラス全員に還元したりと、あくまで「公的」に使われるという。そのため生徒には表立って反論しにくい事情もあるようだが、「お金で解決する意義が理解できない」「自分さえ遅刻しなければ得だ、という考えが広がっている」など、罰金制に内心疑問を抱く生徒も少なくない。

教師や教育の専門家からも、「そもそも教師が生徒から罰金を取る権限などなく、教育上正しくない」「悪いことをしてもお金で埋め合わせればいいという『拝金主義』につながりかねない」など、制度を批判する声が出ている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは数多くのコメントが寄せられた。

「体罰も駄目、罰金も駄目、内申点を減点しようとすると、母親が学校に押し掛け猛抗議…教師にこれ以上どうしろと言うんだ?」
「最近の子は昔よりも怖いよ。教師の体罰が禁止されたから、逆に子どもが先生をたたくようなおかしな事件が起こっている」

「罰金も駄目となると、先生は何もしないでただ授業だけしてる方が良さそうだね」
「先生から代案はないのかな」
「これで駄目なら内申点に手を出すしかない」

「昔、学期末に集まったお金で何か食べた記憶があるけど、今考えてみると、お金の半分以上は先生の懐に入っていた気がする」
「私も中学校のクラスで罰金制があったけど、けちをつける人は一人もいなかった」
「みんな楽しみでやってたし、結局はアイスとかを買って生徒に還元される。なぜこんなことが問題にされるのか分からない」




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