嘉義県布袋鎮にハイヒールの形をした風変わりな教会がお目見えした。風土病克服への願いや将来への希望が込められており、青を基調とした斬新な外観はすでに海外メディアの注目を集めている。
嘉義県布袋海景公園内に建設された同教会は、高さ17メートル、幅11メートル。外面には青のガラスを320枚使用した。同県の張花冠県長によると、この教会には「貧困から抜け出し、幸せに向けて歩き出す」という意味が含まれているという。
同地を含む中南部の沿海地域にはかつて、「烏脚病」と呼ばれる風土病が存在。足が壊疽(えそ)する病で、結婚直前だった妙齢の女性が、このために婚約破棄となり、バージンロードをハイヒールで歩く夢をあきらめたこともあるとされる。特徴的な外観はそんな夢を実現させるためにデザインされた。
教会は旧正月(今年は2月8日)前の部分開放を予定。交通部(交通省)観光局雲嘉南浜海国家風景区管理処では、「周辺地域が美しい未来に向かって歩み出せれば」。